大きくなる前にスズメバチの巣を発見する方法

bee_096毎年ハチに刺されて人が死んだというニュースが流れます。人間が自然を削って生活圏を広げることが原因だとか、ハチ対策の方法だとかが毎年同じように語られています。
テレビで見る分にはどこか他人事なのですが、これがいざ自分の自宅付近に起きたことならどうなるでしょう。ハチの巣はさまざまな場所に作られますから、決して自分だけが安全ということはないのです。
人が刺されて死ぬほどの被害を出すハチは、たいていの場合スズメバチです。そしてこのスズメバチの巣をめぐって、毎年騒動が起きているというわけなのです。
スズメバチは攻撃性が高く、その針には強い毒性があるため危険とされています。そのいっぽうで、人間がちょっかいを出さなければ攻撃してくることはまずないとされており、そっとしておくことも対策のひとつと言われます。

しかし自宅付近に巣が作られたなら、近隣の住宅の安全も考慮して駆除するという人がほとんどではないでしょうか。子どもが間違って近づきさされてしまったなら、責任問題になるかもしれません。
スズメバチの巣は、小さいうちであれば比較的簡単に処理できます。というのも最初はまだ危険な働き蜂が巣の中にいないからです。巣が作られるのは5月ごろとされており、7月に入るころには働き蜂が誕生するのが普通ですから、駆除するとすればそのころまでにということでしょう。

(参考:駆除しやすい害虫と駆除しにくい害虫について

発見方法はというと、単純見回るにしかありません。ハチをよく見かける場所がないかというのは基本ですが、特に暗く普段人目に付かない場所がポイントになります。軒下や床下や天井裏は頻度の高い場所ですが、他にも普段使っていない雨戸の戸袋などが狙われることもあります。
これらの場所を春先に徹底的にチェックしておけば、かなりの確率で巣作りを防ぐことが出来ます。スズメバチは警戒心が強いため、人が簡単に出入りする場所には巣をつくらないからです。早期に発見してしまえば駆除は簡単です。